ありものイボ痔は再発した
イボ痔事件から1カ月余、またアイツがやってきた。
そう、イボ痔だ。
どう考えても再生が早すぎる。
引用:七つの大罪 7話より
〜再会〜
肛門科医に慣れた手つきで肛門を開帳して1ヶ月余経ったある日、ふとケツの違和感を覚えた。
まさかこんなにも早く復活するとか何このザオリク。
「深酒するとできやすいんですよ〜」と医者は言っていたが日常的に一定量飲んでいるため特に深酒などしていない。
以前のブツに比べ、痛みもなく違和感も少なかった。つまりイボ痔の赤ちゃんみたいなものだ。ゆえにそれを放っておいてみて、暴発するまで育ててみる実験を開始した。どの程度でブツは肥大化するのだろうか。
そしてどこまでの苦しみ、痛みをもたらすのだろうか。
はからずもイボ痔の子育てである。
しかし、もう絶望しかない。1ヶ月サイクルでザオリクされるなんて。
もうわたしは一生イボ痔女というレッテルを背負って生きて行くことになる。
これまで人生において自分のやりたいように自由に振舞ってきて、売ってるJISの履歴書なんて一回も使ったことないけど?JISみたいな日本工業標準になんておさまらねーぜ???みたいに荒ぶってきたのに、いきなりここにきて自らのイボを常に気にしてケアしてって要介護な感じになっちゃうの?そんな絶望だ。
〜終焉〜
するとどうしたことだろう、ブツは1週間程度で跡形も無く消え去ったのである。
このわたしの暴発するまで待つ気概と覚悟はどこに発散すればいいのだろうか。
その週の食生活と言えば、飲みたいときに好きなだけ飲んで、という普段通りの生活である。
座り仕事は痔主が多いらしいが、座り仕事をされている皆さんに「特に何もしないで治る」という事実を証明することができ、これからのわたしの、みなさんのイボ痔ライフに一筋の希望の光が差したと感じた。
〜結論〜
すっごい痛いんじゃなかったら、ビビってすぐに医者でもがなくても自然治癒するようだ。
健康的でストレスのない生活がイボ痔からあなたを遠ざけよう。